Googleは2月15日(日本時間2月16日)、リモートデスクトップ事業を扱うLogMeIn社のIoT部門であるXivelyを5000万ドルで買収したことを発表しました。Xivelyは2014年に1200万ドルでLogMeIに買収されています。
今回の買収によって、Googleはパブリッククラウド事業を強化し、Amazonやマイクロソフトと対抗していく狙いがあるとのことです。3社のクラウドは、ネット接続された製品と連携することが可能です。
Xivelyは2017年、LogMeInの売上1300万ドルのうち300万ドルを稼ぎ出しました。買収によってLogMeIn社はIoT事業から撤退し、約45人のXively従業員がGoogleへ移籍します。
Googleのクラウドマネージメントサービスに従事するアントニー・パッセマード氏は「今回の買収により、Cloud IoT Coreは、Xivelyのデバイス管理、メッセージング、ダッシュボード機能をはじめとした先端的なIoT技術とエンジニアリング技術を得ることになるだろう」と語りました。
また、Google Cloudのディアンヌ・グリーンCEOは、今週初めにサンフランシスコで行われたゴールドマンサックスのテクノロジーカンファレンスにおいて、ゴールドマンサックスのアナリスト、ヘザー・ベリーニ氏に対してIoTの重要性を語っていました。
今月初め、Googleはクラウド事業で四半期10億ドルの売り上げを達成したことを発表しました。一方、業界トップのAmazon Web Servicesは、同期間に50億ドル以上の売上を達成しています。今回の買収でGoogleはよりクラウド事業を強化し、Amazonの牙城を伺います。