NFLの年間王者を決める米国最大のスポーツイベント「スーパーボウル」が2月4日(日本時間5日)ミネソタ州ミネアポリスで行われ、フィラデルフィア・イーグルスが連覇を狙うニューイングランド・ペイトリオッツを41-33で下し、初優勝を果たしました。
1億人以上が見守るそのテレビ中継において、スマートスピーカーAmazon Echoに搭載されているAIアシスタントAlexaのコマーシャルが放映されました。
コマーシャルは、Alexaが突然沈黙、代わりに俳優のアンソニー・ホプキンス、コメディアンのレベル・ウィルソン、ミュージシャンのカーディB、シェフのゴードン・ラムゼイらセレブ達がAlexaとして活躍するという内容です。
その際、Amazonはテレビから発せられる「Alexa」のウェイクワードに各家庭のAlexaデバイスが反応しないよう対策する必要がありました。
Amazonが行った対策は、Alexaのサーバー上に多数の同一音声が同時に記録された際、それを無視するというものでした。Amazonはこの機能の特許を2014年に取得しており、今回のスーパーボウルでの大規模広告展開に合わせて公開したとのことです。
この対策によって、予期せぬ誤作動の80~90%が予防される見込みです。
スーパーボウル中継は全米で最も視聴されるテレビ番組で、世界的トップアーティストが出演するハーフタイムショーをはじめ、大企業がこの日のためだけに制作するコマーシャルも毎年注目を集めています。
Amazonは今回、2016年、2017年に続き3年連続コマーシャル放映を果たしました。今年のコマーシャルはAmazonの他に、トヨタ自動車(レクサス)、メルセデス・ベンツ、コカ・コーラ、ペプシコーラ、スター・ウォーズ、バドワイザー、ファブリーズ等が制作されています。