米国通信大手、AT&TはWi-Fi中継器「AT&T Smart Wi-Fi Extender」を新発売しました。回線を中継させることで、自宅のどこにいても、どこに移動しても安定した通信環境を得られます。もし大きな家に住んでいる場合は、複数台利用して電波をカバーできます。
同社は2017年の夏にSmart Home Managerアプリを発表し、「Wi-Fiコンシェルジュ」サービスを開始しました。このアプリでは、ユーザーはネットワーク名とパスワードを変更したり、ネットワークに誰が接続しているかを確認したり、来訪者にメールでアクセス権を送信したり、チャット相談サービスに連絡したりすることができます。
AT&Tのインターネット回線契約者向けのSmart Wi-Fi Extenderは、最大93平方メートルをカバーし、ネットワークの安定性を高めます。AT&Tによると「最高かつ最速で安定した接続」を自動的にセットアップするとのことです。
価格は34.99ドルで、ワイヤレス接続の研究開発を行うAirTies社との共同開発製品となっています。AT&Tの一部顧客は、発売日を前に先行購入が可能だったようです。
Smart Wi-Fi Extenderは家庭内から「接続しにくいスポット」をなくして、家の中を移動中でも、接続を切らすことなく保ちます。
どの部屋にいてもストリーミング、ダウンロード、ネットサーフィン、ビジネスが可能で、作業を中断する心配はありません。裏庭に行っても、接続が落ちることはありません。高所や4K映像においても安定した接続を保ちます。
Smart Wi-Fi Extenderは最大1600Mbpsまで対応で、パッケージには2ギガビットイーサネットLAN用のポートと電源ケーブルが含まれています。AT&Tはまた、802.11ac / 802.11n規格に準拠し、802.11a / b / g無線規格と下位互換性があることも付け加えました。
スマートホームには安定したネット環境が欠かせません。Smart Wi-Fi Extenderは日本国内での発売予定はまだありませんが、今回の中継器の発売によって、ワイヤレス通信制御機器がよりスマートに、より強固なネットワークになっていくことが期待されます。