AppleのAirPodsMaxには電源ボタンがないので、電源を切る明確な方法はありませんが、付属のSmart Caseにヘッドフォンを入れると、超低電力モードになるとAppleは発表しています。
AirPodsMaxがケース内ではなく、そして、まだアクティブに使用されていない場合にどうなるかについては、多くの疑問があります。
YouTuberのMarquesBrownlee(別名MKBHD)氏は、AirPodsMaxを頭から外してどこかに置いた場合、約2時間後にスリープモードに入ると述べています。つまり、AirPodsMaxは数時間iPhoneにアクティブに接続されたままになっているようです。
Macrumorsが行ったAirPodsMaxのバッテリーテスト結果
午前9時:AirPodsMaxをiPhoneに接続して曲を再生し、それらを取り外して机の上に置きました。この時点で、バッテリーは63%でした。
午前10時:AirPodsMaxは接続されたままで、午前11時も同様でした。AirPodsMaxのバッテリーは、午前10時頃に約62%に低下し、11:26に60%に低下する前までそのレベルに留まっていました。
正午(開始から3時間後):AirPodsMaxはBluetooth経由でiPhoneに接続されたままで、切断もスリープもしませんでした。この間、iPhoneはさまざまな活動に使用されており、アクティブに使用されていない休憩モードでも使用されていました。AirPodsMaxはそのままにして、一切触れていません。
そして4時間以上、AirPodsMaxは切断されず、バッテリーの寿命は合計3パーセント消耗に留まりました。
他のAirPodsMaxセットと別のiPhoneセットを脇に置き使用せずに、2時間半以上接続したままにしておくと、バッテリー寿命は2%低下しました。
YouTuberのAndruEdwards氏も同様のテストを行い、AirPodsMaxを机の上に置いた状態で、10時間の間に3%のバッテリーが消耗することを確認したそうです。
午後1時:AirPodsMaxをケースに入れました。ケースに入れるとすぐにiPhoneからAirPodsMaxが切断され、Bluetoothに接続されているとは表示されなくなり、バッテリーレベルも表示されなくなりました。
今度はAppleが宣伝している超低電力モードでバッテリーの消耗をテストするために、AirPodsMaxをケースに入れたままにしました。午後1時から午後5時までの間にAirPodsMaxはケース内で約1パーセント消耗されました。バッテリーは、60%から59%に減りました。
アクティブノイズキャンセリングが有効になっているAirPodsMaxでの1時間の音楽再生では、約4〜5パーセントのバッテリーを消耗しているように見えます。Andru Edwards氏は、10時間で3%のバッテリーの消耗を確認し、AirPods Maxのセットを一晩中放置すると、合計8%のバッテリーの消耗が見られたそうで、消耗スピードにはそれぞれ多少の違いがあるようです。
テストでわかったことまとめ
テスト結果やAndruEdwards氏の情報から、AirPodsMaxは、スリープモードと同等の低電力モードに入るケースを必要とはしますが、ケースに置く手間をかけたくない場合、デバイスに接続したままにしても、それはバッテリーの最大の打撃にはならないということがわかりました。もちろん、最大のバッテリー寿命が必要な場合は、ケースに入れる必要があります。
ケースなしのテストでは、AirPodsMaxがiPhoneから切断されたようには見えなかったため、ケース外のAirPodsMaxのスリープ状態について明確な答えはまだありませんが、ケースなしで使用するとどうなるかについては、良い結果がわかりました。
(画像引用:https://www.apple.com/)