カリフォルニア州に拠点を置くテクノロジー研究開発企業Wiscloudは、新型ホームオートメーションシステムをリリースするために、Indiegogoでクラウドファンディングキャンペーンを開始しました。
「Wiscloud」と名づけられたこのデバイスは、安全性、安定性に優れた独自のNebula通信プロトコルを利用します。スマートフォン、PC、タブレットを使用して、ON / OFFスイッチが設定されているすべての機器を監視および制御できます。インターネットではなく、ローカルネットワークでの接続でも機能します。
ホームオートメーション製品自体は新しいものではありませんが、現行の製品群は、安定性の低いBluetooth&WiFiネットワーク、短い接続距離、ハッキングに対しての脆弱性などの課題を抱えています。
Wiscloudは、それらの課題を対処するように設計されており、BluetoothやWi-Fiよりも信頼性が高く、安全な独自のネットワークに基づいて動作します。最短経路を利用して情報を転送する完全自動メッシュネットワークであり、効率も抜群です。
また、Wiscloudは独自のインターネットハブを持っており、操作のためにWiFi接続またはインターネットサービスを必要としません。
今回のIndiegogoキャンペーンを経て、大量生産に成功すれば、ホームオートメーション界に次世代の大きな可能性をもたらすことになると、Wiscloudのパートナーおよびマーケティングディレクター、デニス・フェイ・ウォン氏は自信を見せています。
なお、Wiscloudは、3つのパーツから成り立っています。
Wisbox Miniはシステムのコントロールセンターで、複数のフロアで最大30部屋分のデバイスに接続します。
ユニークスマートライトスイッチはカスタマイズ可能な設計となっており、ユーザーはボタンを1回押すだけで機能をプログラムできます。暗い場所での視認性を向上させるバックライト付きで、強力な強化ガラスを採用した頑丈な構造により、熱、水、物理的衝撃に強くなっています。
スマートセンサーには、家庭内環境のさまざまな側面を監視および制御する6つの空気質センサーが搭載されています。ここで特筆すべきは、センサーの応答性です。システムが危険を感知した瞬間に、すぐに応答を開始し、メッセージを送信し、問題に対処するために人工知能を起動します。
今回のWiscloudのIndiegogoキャンペーンは、1カ月間で5万ドルの調達を目標としています。