DigiTimesの新しいレポートによると、2020年後半に発売予定のApple Watch Series6は、睡眠状態を監視し、血中酸素の検出、脈拍数、心拍数、心房細動の測定ができるバイオセンサーによる血中酸素モニター機能を備えているそうです。
台湾を拠点とするウェブサイトの情報筋によると、次世代の「Apple Watch」は、Appleとデバイスの主要なバックエンド注文を獲得した台湾の企業ASE Technologyとの緊密な協力体制のおかげで「スムーズな開発」を進めることができています。
Appleの有名アナリスト、Ming-Chi Kuo氏によれば、2020年秋の発売に向けて開発中の「Apple Watch」シリーズ6モデルは、フレキシブル回路基板の液晶ポリマーまたはLCP材料への交換により、より速いパフォーマンス、より優れた耐水性、より高速なWi-Fiおよびセルラー速度のためのワイヤレス伝送の向上などの改善がなされるとのことです。
iOS 14で見つかった漏洩コードによると、既にAppleが血中酸素濃度を検出できる「Apple Watch」に取り組んでいることを示唆しており、血中酸素濃度が正常なしきい値(約95〜100%)を下回るとAppleから通知されるようです。実際、血中酸素濃度の低下は、深刻な呼吸器または心臓の問題による可能性があります。
この機能が新しい「Apple Watch」シリーズ6のデバイスに限定されるのか、それともwatchOS7のソフトウェアアップデートとして提供されるのかは、コードからは明らかではありませんでしたが、2020年7月のレポートでは、この機能はシリーズ6に限定される可能性があると言われています。
実はオリジナルの「Apple Watch」が2015年にリリースされたときも、iFixitがAppleの心臓センサーに血中酸素濃度を監視する機能があることを発見しましたが、Appleがこれをアクティブにしたことはありませんでした。
Googleが所有するFitbitを含む他のスマートウォッチおよびフィットネストラッカーメーカーは、一部のウェアラブルデバイスで血中酸素モニタリング機能をすでに提供しているため、Appleはこの分野では後発となりますが、同社はより高度な機能を実装している可能性があります。
(画像引用:https://www.apple.com/fr/watchos/watchos-6/)