マクセルホールディングス(Maxell)は、マクセル独自のLLIS(Laser Like Image Source)技術による新映像装置と日本カーバイド工業の再帰光学部材を使用した、非接触でボタンを操作できる空中タッチパネル「Advanced Foloating Image Display (AFID)」を開発したと2020年7月27日に発表しました。
「AFID」で物理的な接触を最小限に抑えられるのか!?
いま世界中を脅威にさらしている新型コロナ。日本でも日々感染者数が増えて危険が迫ってくる中、いかに人と人と、モノと人との接触を避けられるか、というところが考えられています。
この「Advanced Foloating Image Display」は、光の反射を利用することで何もない空中に映像を表示できる空中ディスプレイとなっており、高精度センサーの採用により、空中に表示したスイッチやアイコンをタブレット端末並みの精度で操作できるようになっています。
そのため、新型コロナウイルス感染対策はもちろん、そのほかの感染症対策にも効果的といえます。
物理的な接触による感染リスクを減らし、安心して過ごせる環境を作っていくためには画期的なディスプレイといえるでしょう。
マクセルは、この非接触ディスプレイが衛生面での配慮が必要な公共機関など不特定多数の人々が利用するサービスでの需要が見込まれるであろうと説明しています。
早い導入を期待!非接触ディスプレイの導入はいつ頃になるのか
マクセルは、2020年後半から市場調査を行い、その後2021年には市場投入する予定です。さらに、現在開発中の3D 映像表示技術と合わせたデジタルサイネージや車内映像表示システムを開発し新市場の開拓を狙っています。
同社開発の「オゾネオエアロ」にもコロナ対策で期待が高まる
マクセルが販売しているオゾン除菌消臭器「オゾネオエアロ」を使用して奈良県立医科大学とともに新型コロナウイルス不活性化の効果を検証するための実証実験を行っています。
オゾネオエアロがコロナ対策に効果的という結果が出れば、家庭でも取り入れやすいコロナ対策となりうるでしょう。
(画像引用:https://ssl4.eir-parts.net/)