新型コロナウイルスのパンデミックによる影響で、世界的にスマートスピーカー使用が大幅に増加しています。
Edison ResearchとNPRが発表した調査によると、18歳以上の米国の成人の4分の3がパンデミックの影響によるメディア習慣の変化を報告しています。
「数千万人のアメリカ人が通勤しなくなった現在、スマートスピーカーはニュースや情報の取得経路としてさらに重要になっています。」とEdison ResearchのSVPであるTom Webster氏は述べています。
調査の回答者の36%は、スマートスピーカーを使用して音楽やエンターテインメントを聴いたり見たりすることが増えたと答え、35%は、そのようなデバイスを通じてより多くのニュースや情報を得ていると述べています。
結果を18〜34歳の範囲に絞り込むと、数値はさらに増加します。これらの年齢の回答者の52%がスマートスピーカーを経由したメディアの鑑賞が増えたと主張し、50%がニュースと情報を見ることが増えたと答えています。
過去1年間でみても、スマートスピーカーを使用してニュースコンテンツを取得するために費やされた合計時間は増加しているようです。2019年の春の調査では、回答者の30%が週に3時間以上聞いたことがあり、40%が1〜3時間の間、40%が1時間未満だったという回答でした。それが、新型コロナウイルスの発生中である2020年の春には、32%がニュースコンテンツを週に3時間以上、43%が1〜3時間、25%が1時間未満という結果となりました。ちなみにスマートスピーカーを使用してニュースを聞いている人の平均は62%で、自宅で仕事をしている人の平均の方が65%とわずかに上回っています。
スマートスピーカーの使用量が増加すると、他の部屋にデバイスを設置するための購入機会が増える可能性があります。例えば、子供がいるスマートスピーカーの所有者で、子供用に別のデバイスを購入することを検討している割合は2019年の春の47%から71%に増加しました。
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