米のMacRumorsは、米国の一部地域で、アップルが一般ユーザー向けに自宅やオフィスにデバイスを修理する技術者を派遣する出張サービス(オンサイト修理オプション)を開始したと報じています。
本サービスは、アップル公式サービスプロバイダGo Tech Servicesのみで利用できます。
米アップル公式サポートサイトにアクセスし、修理の手続きを始めると、「アップル公式サービスプロバイダーまたはジーニアスバーを探してください。一部の地域では、オンサイトサービスが利用できる場合があります。」と表示されるそうです。
対応デバイス、エリアの拡大に期待
2020年2月現在、オンサイト修理オプションは、米国のシカゴ、ダラス、ヒューストン、ロサンジェルス、ニューヨーク、サンフランシスコのみで提供されています。
対応都市では、オンサイトサービスの修理プロバイダーリストの一番上にGo Tech Servicesが表示されます。Go Tech Servicesを選ぶと、「標準の修理費用に加えて訪問サービスの追加料金が請求される場合もあります。」の但し書きが表示されるそうです。続けて、「このプロバイダーで予約する」をクリックすると、Go Tech Servicesのサイトにリダイレクトされます。
アップル経由での修理依頼にのみ対応しているようで、最初にGo Tech Servicesのサイトに直接アクセスすると、「アップル公式サポートサイトを経由してください。」と促されるそうです。
2020年2月現在の修理範囲や料金は不確かですが、iPhoneの画面割れの場合のみGo Tech Servicesを選択でき、バッテリーの交換では選択できなかったとのことです。
本オンサイト修理は、アップルがはじめて一般ユーザー向けに開始したサービスです(企業向けには提供済み)。今後、デスクトップMacなどのショップへの持ち込みが難しい大型デバイスへの対応や、サービスエリアの拡大が期待されます。
(画像引用:https://support.apple.com/ja-jp/iphone/repair/service/screen-replacement)