なんとなく、記事ネタになるだろうなーくらいの気持ちで購入したBOSE FRAMES ALTO。
開封とファーストインプレッションをお届けした前の記事が意外と(?)多くの方に読んで頂けたようで「実はみんな気になってたんだなー」なんて実感しています。
さて、今回はレンズ交換と日常使用のレビューをお届けします。
近眼のガジェット好きにとって、メガネ型ガジェットはレンズ交換ができるかどうかが一番の気がかり。結論から言うとレンズ交換は出来ましたが、まぁいろいろありました。
人柱として(たぶん)日本で最初にBOSE FRAMES ALTOに度付きレンズを入れましたのでその顛末をご報告します。そして、レンズ交換したことでコレが「最強の街アソビガジェット」であることがわかりました。
では、どうぞ!
3軒のうち2軒に断られたレンズ交換
BOSEFRAMES ALTOは、公式サイトのサポートページにもあるようにレンズ交換が可能です。
もう20年以上メガネのお世話になっている僕にとって、これは購入の大きな決め手の一つだったのですが、思ったほどカンタンにはいきませんでした。
まず行ったのは、大手ロープライス系メガネチェーンのJ。
大手ロープライス系の中では、ここだけが他社製フレームのレンズ交換に対応しているので持っていったところ「他社に持っていってもらったほうがいいと思う」とお断り。
次は、全国にチェーン展開する大手メガネショップのM。
こちらもフレーム持ち込みでのレンズ交換に対応していますが、やっぱり「故障の恐れがあるため」とのことでお断り。
その理由は、これです。
この、メカが詰まったツル部分。これが、防水ではなくて「防滴」なんです。
レンズの交換過程ではフレームの洗浄がありますが、それをやってしまうと壊れます。また、精密機械なので強い衝撃や曲げる動作にも弱いでしょう。
そんな中、「細心の注意を払ってやらせていただきます」と受付してくれたのは、和真 新宿本店。
持ち込みフレームのレンズ交換にあたって一般的に必要な「承諾書」にサインする必要はありますが、新宿にあるメガネショップのうち3軒を回って受け入れてくれたのはココだけでした。
承諾書にも「お承り致しました加工、調整につきましては、充分に注意し、最善を尽くすことをお約束いたします」と心強い一文が!
もし、BOSE FRAMES ALTOのレンズ交換を考えているのであれば、和真をおすすめします!全国にありますよ。
ちなみに、レンズの価格は薄型非球面レンズ11,000円+カラー加工3,300円の14,300円でした。
さぁ、街に繰り出そう!
透過率高めのブルー系レンズに交換。もちろん度付き!
BOSE FRAMES ALTOを預けてから1週間、店舗から電話があり受け取りに行きました。
さ、ではこの生まれ変わったBOSE FRAMES ALTOを掛けて街に繰り出しましょう!
BOSE FRAMES ALTOの一番のメリットは、耳を塞がないことです。
ノイズキャンセリングヘッドホンを外で着けるのは結構なリスクがあるので避けている方も多いでしょう。僕もです。なので、外出時には完全ワイヤレスイヤホンを使っていたのですが、BOSEFRAMES ALTOが来てからはそれすらも不要になりました。
耳が完全フリーなので外の音はきちんと聞こえますし、なにより、コレそのものがメガネでもあるので荷物が一つ減ります。
最近は散歩のとき、BOSE FRAMES ALTOをかけて、あとはクレジットカードとスマホ、家の鍵だけ持って出かけることが多くなりました。これ、かなり快適ですよ。
そして、耳をふさがないというメリットを最も享受するのが、このとき。
耳を塞がないので、自転車やバイク、クルマの運転がOKなんです!
※警視庁に本製品を使用中の運転について問い合わせたところ「耳をふさがず、外の音が完全に聞こえるならOK」との返答を受けています。ただし、条例の内容や警察の判断は都道府県ごとに違う可能性があるので、運転中に使用したい場合は念の為、お住いの地域の警察署に問い合わせてください。
上の写真は、打ち合わせの移動中にレンタサイクルを使用しているときのものです(撮影は公園内)。
音楽が聞こえている中、自転車を走らせる爽快感!しばらく忘れていましたが、やっぱりいいもんです。
そして、スマホのナビアプリをオンにしておけば、音声案内もBOSE FRAMES ALTOから聞こえてきます。これ、むちゃくちゃ良いです。
街アソビには、BOSE FRAMES ALTO。これ、覚えておいてくださいね。
次のアップデートで期待したいこと
僕は今のところ大満足しているBOSE FRAMES ALTOですが、次のアップデートで期待したい点を最後に書いておきたいと思います。
まずはコレ。
充電が、専用ケーブルからしかできないんです。
しかも、今のところ専用ケーブルは公式サイトからも購入できない模様。失くしちゃったらサポート問い合わせ案件ですし、なによりスマートさに欠けます。
できれば、この専用ケースから無線充電ができるようになってほしいですね。
あと、これはアップデートの希望というよりはこれから買おうと思っている方へのアテンションなのですが、骨伝導ではないので時と場所によっては音漏れします。
ツルの後部に、ごく小さなスピーカーがあるのが分かるでしょうか。
この超指向性スピーカーから耳へと直接音を投げ込んでくるような聴き心地は快適なんですが、人の顔がすぐ横にある満員電車、静かな図書館なんかでは隣の人にも音が聞こえるかもしれません。
これからBOSEが骨伝導を採用するとも思えないので、散歩やサイクリング、ジョギングのお供と割り切って使う必要があるでしょう。
とはいえ、僕は概ね満足です!
街歩きが楽しくなるBOSE FRAMES ALTO、みなさんもぜひ試してみてください。