いやー、発表されましたね!iPhone 11!
iPhone 11 Proももちろん気になりますが、まずはiPhone 11に集中して情報をお届けします。
気になるけど忙しい、いろいろなメディアをつまみ読みしながら情報を集めるなんて無理!という皆さんのために、これだけ読めば分かる「iPhone 11についての、11のこと」を集めてみました。
おっと、忙しいんでしたね。
では、さっそくどうぞ!
その1:価格は699ドル(74,800円)で9月20日発売!
イベントでの発表は価格が最後でしたが、気になると思うので記事では最初に紹介しましょう。
なんと10万円アンダーです。思わず「安っ!」と声が出ました。
iPhone 6sで10万円の壁を超えてしまってから私たちはすっかりその価格に慣らされてきましたが、ここに来てぐぐっと価格を下げてきました。
iPhone 11は、64GBモデルが74,800円、128GBで79,800円、256GBでも90,800円です。
なお、発売日は9月20日。予約開始は9月13日21:00から。乗るしかない、このビッグウェーブに!
価格の水準でいうと、iPhone SEより少し高くて、iPhone 6と同じくらいという感じ。
もちろん機能は段違いに進化しているので、お買い得感あります。
その2:iPhone 11は実質「iPhone SE 2」なのでは?
ただ、この価格設定には「事実上のSEシリーズでは」という声も。
というのも、今回は高価格帯で10万円を軽く超える「iPhone 11 Pro」が発表されているのです。iPhone XRの後継機種はこの「iPhone 11」ではなくて「iPhone 11 Pro」なんじゃないかということですね。
うん、私もそう思います。
でも、逆に考えれば「価格を抑えてもナンバリングタイトルを付けるに値する製品ができた」とも見られそうです。
その3:カラフルでクールな6色展開
iPhone 11が発表されたのは、スティーブ・ジョブズ・シアターで行われたApple Special Eventの開始から50分ごろのこと。
新ハードが盛りだくさんの発表を経て、ある種の満足感に満たされた会場が暗転、ばばーんと発表されたiPhone 11の6つのカラーには会場から大きな拍手があがりました。
カラーは、ホワイト、ブラック、グリーン、イエロー、パープル、そして(PRODUCT)REDです。
iPhone 5cを思い出すのようなカラバリですが、プラスティッキーな雰囲気はなく、高級感のある質感で色味も落ち着いています。
これまでガジェットは黒を中心に選んできましたが、これなら他のカラバリも試してみたいなと思いました。個人的には、イエローですかね。
その4:どちらも12MPのデュアルカメラ
リアカメラは、ともに12MPカメラだそうです。
スマホのデュアルカメラはすでに珍しくなくなってきましたが、そのどちらも12MPクラスの高解像度となると話は違ってきます。
デュアルカメラのスマホでは画角の違う2つのカメラ画像をあわせて光学ズームを行いますが、その時、解像度の低い方に引っ張られて通常の写真よりも画質が落ちるのが普通でした。
が、Appleはこの問題を「どっちも最高のカメラにする」ことで解決したわけですね。
その5:デュアルカメラは「広角」と「超広角」の組み合わせ
そして、デュアルカメラについてはもう1つ大きな特徴があります。
組み合わせが「広角」と「超広角」なんです。
いや、これも確かに珍しくありません。が、「超広角」の視野角が120°と聞いたらどうですか?
すごいですよね。
GoProなんかのアクションカムに搭載されたレンズと同等と考えればわかりやすいかもしれません。
狭い室内や、逆に広大な景色を写真に収めたいとき、素晴らしい力を発揮するでしょう。
その6:強化された「ナイトモード」搭載
カメラには、ナイトモードも搭載されました。
F値1.8の明るい広角レンズと、A13 Bionicチップ、そしてソフトウェアの組み合わせで実現したというナイトモードでは、暗い場所でも問題なく写真が撮れるとのこと。
Pixel 3に搭載されたナイトモードはかなり良い仕事しているので、比較画像を楽しみにしたいところです。
その7:4K60fps対応で「スマホでは最高のビデオ」が撮れる
イベントでは、iPhone 11で撮影されたという動画も流れました。
これがすごい!超美麗!会場のテンションも爆上がりしていましたね。
これは動画を見てもらわないと伝わらないと思いますが、塩湖を爆走するアメリカンクラシックカーが巻き上げる塩の粒ひとつひとつ、ボンネットに映える雲といったディティールまで完璧に写っています。いやマジですごい…。
「The highest-quality video in a smartphone」と自信満々のスライドを用意したくなっちゃう気持ちもわかります。
その8:「Slofies」でセルフィーが次のステージへ
つづいて、フロントカメラの解説に入りました。
その中で紹介されたのが「Slofies(スロフィー)」という新しいスタイルの自撮り。
薄い筐体の前後にカメラを搭載しようとすれば、どうしたってフロントカメラには多少の妥協が必要になりますが、iPhone 11ではそこへスロモ動画が撮影できる12MPのカメラを入れてきました。
そのスロモ動画を使って自撮りするのが、Appleの提案する「スロフィー」という形。
これ、流行るかな…。少なくとも、発売日のインスタストーリーズはこれで埋まりそうな気がします。
その9:最高のパフォーマンスを実現する最新チップ搭載
もちろん、CPUも刷新されています。
iPhone XRに搭載された「A12 Bionic」から正当進化して「A13 Bionic」を開発・搭載。
数字がないので分かりにくいですが、たぶん、クロック数の比較グラフでしょう。
「The fastest CPU in a smartphone」とのこと。
GPUについてもこの通り。
こちらもやっぱり「The fastest GPU in a smartphone」だそうです。
パフォーマンスを証明するため、中国のモバイルゲーム大手Giantが登壇してゲームのデモもやっていました。
処理の重そうなゲームですが、たしかにヌルンヌルン動いてます。
デモを担当している方の表情からは「iPhone 11本体が熱くなって持てない…!」みたいな様子も見て取れません(当たり前か)。
その10:iPhone XRより1時間長いバッテリー&防水防塵
メーカーの公称バッテリー持続時間がアテにならないのは世の常ですが、イベントで発表されたバッテリー持続時間は「iPhone XRより1時間長い」とのこと。
すでに公開されているiPhone 11の仕様ページによると、ビデオ再生が最大17時間、ストリーミングビデオ再生が最大10時間、オーディオ再生が最大65時間とのこと。
また、水深2メートルに30分までOKな防水性能もアピールされていました。プロモ動画では、iPhone11の上に思いっきりアイスコーヒーをこぼしてます。
仕様ページによると、防水防塵性能はIP68。
「完全な防塵性能」と「水面下での使用が可能」であることを示す、IP規格の最高等級です。
その11:Wi-Fi6対応
イベントの中で詳しくは語られませんでしたが、注目すべき新機能として「Wi-Fi 6対応」は挙げておきたいところです。
これはWi-Fiの最新規格でまだあまり普及していませんがこれまでのWi-Fiのいいところどりをしたものです。
別の記事で詳しく解説していますが、Wi-Fi6が普及すると私たちの生活、とくにホームIoT分野には大きな変化が訪れます。
世界でもっとも売れるスマーフォンの1つであるiPhoneがこれに対応したのは大きなニュースです。ぐぐっとWi-Fi 6が普及するかもしれません。