ケータイ・スマホの普及によって、腕時計を身につける人が減りましたが、掛け時計はどうでしょう。皆さんのオフィスや家庭の壁に時計は掛かっていますか?
掛け時計なんていらないよという人もいれば、あった方が良い人もいるはずです。
パソコン画面には小さなデジタル時計が表示されていますが、掛け時計を見ることで、より強く時間の感覚を感じるのではないでしょうか。
アナログ時計の方が、直感的、俯瞰的に時間を見られるからだと思います。「就業時間まで1時間切ったな」と一瞬でわかる。また、掛け時計を見るには目線を上げる必要がありますが、下を向きがちな作業から姿勢が変わることで、一瞬気分転換されたような効能もあるんじゃないでしょうか。
今回紹介する「Glance Clock(グランスクロック)」は、アナログの掛け時計に、LED表示でスケジュールやタイマー、天気といった情報を表示する機能を加えたデバイスです。「glance」は「ひと目」とか「ちらりと見る」という意味です。
「Glance Clock」のパッケージ。価格は2万6784円(税込・+Styleでの販売価格)
LEDが表示されない文字盤はグレー1色。サラサラとした布の触り心地がします。直径は約228mmと小ぶりで、6畳ぐらいの小さな部屋で使うのに適しているでしょう。色はこのシルバーのほか、グラファイト(黒色)があります。
横から見ると物理的な時計の針があるのがわかります。ガラスの風防や秒針はありません。
裏面。上部には壁掛け用の穴、下部には充電用の端子が備わっています。国内で合法的に電波を使うための技適マークも表示されています。
同梱されるクイックスタートガイド、充電ケーブル、壁掛けパーツ。ACアダプターは付属しないので、USB(Type-A)のACアダプターを別途用意する必要があります。
情報の選択・表示方法はBluetoothで接続したスマホから行います。まずはアプリ「Glance clock」をインストール。今のところ対応OSはiOS(9.0以降)のみで、Androidへの対応は今後とのことです。Androidユーザーの人は購入を少しお待ちください。
アプリの画面に従って、「Glance Clock」本体の電源を入れ、文字盤に表示された6ケタの数字を入力します。
ペアリングされると針がぐるぐる回って現在の時刻を表示します。
LEDの表示をカスタマイズするには、サインアップが必要(メールアドレスで新規登録、もしくはFacebookかGoogleのアカウントと連携)。
部屋に設置してみました。バッテリーで駆動する時間は、最大2日間(多くの機能を使用した場合)。普通は写真のように充電ケーブルをつなぎっぱなしにして使うことになるかと思います。
文字盤と針が似たような色なので、部屋が薄暗いとき、夜間は時刻の視認性がイマイチです。白い文字盤に黒い針がいちばん視認性高いのでしょうが、LED表示させるために致し方ない部分でしょう。
追加できるアプリは現時点で9つ