Oculus Roomsとは?
「Oculus Rooms」は、VRヘッドセットOculus Goで使うことのできる無料の空間共有アプリです。仮想空間に自分の部屋とアバターを持ち、Facebook上の友達を招待したり、遊びに行ったりすることができます。部屋内は「設定エリア」「ゲームテーブル」「メディアエリア」の3つのエリアに分かれていて、同じ部屋にいることができるのは最大4名です。
2019年7月時点では、Oculus Roomsが対応しているのはOculus GoとサムスンのGear VRのみで、Oculus Rift S、Oculus Questには非対応です。
Oculus Roomsでできること
アバターのカスタマイズ
自分好みのアバターを作ることができます。選択できるのは顔、ヘアスタイル、ひげ、眼鏡類、ファッションで、選択肢はあまり多くはありません。上半身と片手だけのデザインで、話しているときに口がパクパクと動き、首をかしげる動作や、のけぞる動作、手の動きなどが再現されます。
友だちを部屋に招待
招待は、自分の部屋の設定エリアで行います。
アバター同士で会話(音声チャット)
自分の部屋か相手の部屋で、アバター同士で顔を合わせて会話ができます。仮想空間上の2人の位置関係や距離によって、声の大きさや聞こえてくる方向が調整され、まるで本当に一緒に部屋にいるような感覚です。
Oculus Roomsを立ち上げたまま他のアプリに切り替えることもできるので、音声チャットをしながら他のゲームをしたり、ブラウジングしたりすることもできます。
ビデオ通話よりも「直接会っている感じがする」というユーザーも少なくありません。
写真、動画の共有
Facebook上にアップロードされているものと、Oculus Goを接続しているスマホから、写真や動画を読み込んで大画面に再生することができます。部屋の主だけでなく、部屋にいる全員が写真や動画を共有可能です。
360度写真にも対応しています。再生時には部屋が消えて全天球で再生され、まるでその場にいるかのような迫力です。もちろん、おしゃべりしながら写真や動画を見ることができます。
音楽を聴く
部屋にいる友だちと一緒に音楽を聴くことができます。
ミニゲーム
仮想空間上の自分の部屋には、ゲームテーブルが設置されています。Boggle(英単語ゲーム)、Pairs(神経衰弱)、Trivia(クイズ)、Lights(パネルが光った順番を覚えてそのとおりに押していくゲーム)、Chess(チェス)、Checkers(チェッカー)、Reversi(オセロ)、Words(言葉当てクイズ)などのゲームが用意されています。
オセロなど2人でプレイするゲームは、プレイしていない3人目、4人目もテーブルについて観戦することができます。
マルチプレイゲームで遊ぶ
全員が同じアプリをインストールしている必要がありますが、Oculus Roomsの画面から、マルチプレイ対応のゲームを起動して、音声チャットをしながら遊ぶことができます。
部屋のカスタマイズ
家具の配置は変えられませんが、家具や床・壁の色、窓の外の景色を自由にカスタマイズできます。Facebookやスマホ内のお気に入りの写真を部屋の壁に飾ることも可能です。また、外の景色は青空、夕暮れ、夜空など、時間と共に変化します。
VR会議もできる