ドイツの航空タクシーのスタートアップ会社Liliumは、同社のソフトウェア開発を英国に拠点を置き、数百人の雇用を創出すると発表しました。
Liliumは、ヨーロッパを代表する技術拠点のひとつであり、 AIなどの関連技術でこの地域で最もランクの高い国の地元の人材プールにアクセスしたいと考えており、「私たちは才能はグローバルであることを認識していますが、ロンドンは私たちに豊かな才能のある人材プールと、並外れて素晴らしいものを生み出すのに最適な環境へのアクセスを提供してくれます。」と述べています。
そして、Liliumは2025年までに"手頃な価格の電気式オンデマンド航空タクシー"を使用したいと考えています。
Liliumの新しい英国チームを率いるのは、元Just Eat CTOでデジタルテクノロジー担当副社長を務めるCarlos Morgado氏です。Morgado氏は、Liliumの航空タクシービジョンについて次のように述べています。
「顧客がスマートフォンから直接注文できるオンデマンドの航空タクシーサービスというLiliumのビジョンを実現するには、ソフトウェアとチームが必要です。今日のタクシーに使うのと同じような乗り心地の良いアプリに基づいた、シームレスなデジタルエクスペリエンスを顧客に提供する必要があるだけでなく、可能な限り最も賢くそして最も効率的な方法で管理することを可能にするソフトウェアを作成する必要もあります。私たちは、フライトをスケジュールし、変化する需要に合わせて航空機を移動させ、メンテナンスを3次元で管理します。さらに、既存の航空管制規制やシステムと統合しなければならないという複雑さも増します。」
Liliumは、渋滞のひどい大都市での所要時間の短縮を目指し、航空タクシーを利用する企業が増えているなかのひとつです。同社は、航空タクシーが現在のタクシーの4倍のスピードで移動できると主張しています。
(画像引用:https://www.iottechnews.com/news/2019/jun/12/lilium-develop-air-taxi-uk-jobs/)